付き添い

wineがMRIの検査をする。
コロナの影響で学校は休校で、午前中一杯はかかるであろうから、Georgeも連れて行くことにした。

だけど、付き添いに来てもらったようなものだ。

wineはMRI検査、恐いのだ。

病院でおとなしく待っていてくれるかなあとちょっぴり心配したんだけど、Georgeは静かに待合室で待っていてくれた。ものすごく暇そうにだるそうにしていた。でも、暇つぶしに用意していたお菓子も本もバッグから取り出そうとしていなかった。総合病院だから、色んな患者さんを目にして思うことが色々あったのかもしれない。

検査着に着替えたwineに「大丈夫？痛くないの？」と聞いてきた。MRIの検査室から音が漏れてくるので、心配になったのかもしれない。wineが緊張して落ち着かないからかもしれない。

wine「MRIは痛くはないんだよ、手術じゃないからね。切ったりはしないから。まーるい筒の中に入るの。音がちょっとうるさいけどね。」

Georgeは不思議そうな顔をしていた。狭いところ好きだもんね。

何とか検査は無事終了。

お昼のランチは少し奮発した。
OL時代時々行ってたお店へ行くことにした。
コロナの影響なのか、お店がガラガラ。以前はお客さんで溢れかえっていてなかなか座れなかったんだけど。パスタランチにケーキを追加した。ケーキはナイフとフォークでいただくんだけど、Georgeはうまく使って食べていた。ウチでホットケーキで練習したもんね。

wine「George、今日は付いて来てくれてありがとうね。お母さん、頑張れたよ。退屈だったね。」

George「良いんだよ。」

随分、成長したなあと思った。
病院の付き添いなんて、半日は潰れるから、もっと文句を言われるんじゃないかと思っていたけど、全然言われなかったように思う。