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里親研修 児童養護施設編 2日目 [里親研修]

里親研修、児童養護施設にて。
12日 日曜日 朝10時から昼3時まで。

子供達には里親研修ではなく、ボランティアさんということで紹介された。

午前中は小学生10人ぐらいと施設のまわりを散歩した。
施設の先生から聞かされていたけれど、本当に、年齢が上がれば上がる程、難しかった。
私も女だけど、女の子はムズイ。

高学年の女の子3人に道を尋ねたけれど、返事無し。無視、無視。どうせ、今日だけなんでしょ、みたいな雰囲気。
7歳の一番小さな女の子だって、サワラナイデ!!みたいな感じ。

施設の先生からは、みんな なんらかの虐待を受けていると聞かされていたけれど、大人に対して不信感を持ってるのね。まあ、簡単に見知らぬ大人について行く子もヘンだけど。

川原で少し、時間つぶしをすることになった。
ふと気が付くと、少しずつだけど、子供が近くまで寄って来ていた。
イスに座っていると、ちょこんと小学6年生の女の子Rちゃんが座った!!ものすごくドキドキしちゃったよ〜。1回目は声をかけれなかったけれど、2回目に座って来たときは、「何年生?」と話ができた。でも、すぐに離れて行くのよね。

お昼ご飯に間に合うように、施設へ帰った。帰り道、7歳の女の子Aちゃんと手をつないで帰った。
時間をかければ、少しずつ、心を開いていってくれるんだ。

昼食時に失敗した。ひとりで少し皆と距離を空けて食べていた女の子がいて、その子のとなりに座ったら、「勝手にすわらないでよ、勝手にすわらないでよ、イスもちゃんと元にもどしといて!!」はあ〜びっくり。スミマセン。

Kはどうしていたかと言うと、食堂に私がはいってきたことに、気が付いていたらしくて、保育士の先生がKのとなりについて、Kから私がみえないように座った。とにかく、今日は里親研修で、施設全体を見る日だから、Kだけの所へはいけない。
思わず、私のとなりに座っている7歳のAちゃんに集中してしまった。Aちゃんはなかなかご飯を食べなくて、最後の最後までとにかく食べない。み〜んなが食器を片付けてほとんどいなくなってしまってから、やっと食べだした。

昼食後に少しだけ休憩がもらえていたのだけど、少しだけ、Aちゃんの遊びにつきあった。

午後からは、Kのいる幼児科で研修なのだ。でも、K達2、3歳児はお昼寝中だったケド

部屋へ入ると、すぐに、抱っこ、オンブで、子供達に囲まれてしまった。可愛いなんていうどころじゃない。子供が大人の取り合いになってしまって、けんかになりかねない。じゃんけんで順番を決めようとしたけれど、じゃんけんなんて、関係なかった...。とにかく、大人を独り占めしたいらしい。おかげで、今、体のあちこちが痛い。

絵本を3冊ほどかかえてきた子もいたけれど、時間切れで読んであげることができなかった。ごめんね。

部屋を出る時、一瞬だけ、Kを抱っこできた。私の後を追う事もなかった。少し、淋しいかも〜。

児童相談所の里親研修ではとくに印象に残るものはなかったけれど、児童養護施設のほうは、大変だけれど、すごく充実していて、楽しかった。

児童養護施設は児童にとって、設備は整っているのだけど、本来の普通の家庭の雰囲気だけは無理なことがよくわかった。

一緒に里親研修を受けたTさんは、今後も幼児のところへボランティアとしていくようだけど、なぜか、私は小学生高学年の女の子が気になってしょうがない。つっぱっているように見える彼女達、大人と距離をおいているけれど、でもでも、やっぱり、お母さんが側にいて欲しいんじゃないかな。
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うさぎママ

アンを迎えるまえのボランティア(というより勉強させてもらってた)で通ってた乳児園の園庭で そばの女の子用の施設の小学生に いきなり「あんた、だれ?」ときつく言われてショックだったことを思い出しました。かたわらの先生が「そんな言い方しちゃダメでしょう」とやんわり注意してましたが・・・・・
普通の家の普通の育児がいかに大切なものか 実感しますね。

K君とゆっくり遊べなくて残念でしたが 次にはきっととびついてくるでしょうね。小さくてもきっとK君 空気を読んだんでしょうね。えらいね。次にはうんと甘えてね。

普通の保育園でも犬の散歩でふらっと立ち寄るとフェンスごしにこどもたちは一生懸命話しかけてきますね。
「あたしの話を聞いて!ぼくの方を見て!」ってオーラは強烈です。
この子たちはお家に帰れば親がいるのにそれでも大人の気持ちを自分に向けさせたい欲求がある年代なんですねぇ。
ましてや特定の親代わりの先生も忙しい施設では欠落感は半端じゃないと思います。
たしかに どんなに整った施設でも家庭を越えることは難しいでしょうね。
欠落感を少しづつ自力でおぎなっていく強さを どの子にも持ってほしいです。

by うさぎママ (2010-12-13 14:59) 

wine

うさぎママさんへ
保育士さんが、Kの耳元で、「今日はK君だけのwineさんじゃないからね、みんなのwineさんだからね」とこっそり言っていたのが聞こえてきました。施設側も色々気を使うようです

次回の外出は来週の土曜日です。なかなか、外泊の許可はおりませんね。

人を寄せ付けないような子もいましたが、ちゃんとコミュニケーションがとれるようになって、強く生きていって欲しいとwineも思いました。
by wine (2010-12-13 21:07) 

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