お買い物 [養育里親中<5歳>]
昨日は、夫の両親とショッピングセンターでお買い物。
Kは、前夜から大興奮。
当日のお昼ご飯は、なかなか食べない。
義母「子供の日が近いからね、じいちゃんが、玩具を買ってくれるから後で見にいこうね。」
Kは、目をクルクル、キラキラさせ、もう、落ち着かない。気持ちは、玩具。お尻がイスから浮いている。
お子様ランチをなんとか完食。
玩具売り場へ直行。
買うのは、トミカの電車。
K「おとうたん、これ、はやい?」
お父さん「早いのは、新幹線だよ。」
なかなか決まらない。30分ぐらいしてやっと決定。
その後は、衣類売り場に行った。
でも、Kは、義母の「お菓子も買おうね。」しか覚えてなくて、
K「ばあちゃん、はやくお菓子をかいにいこうよ〜」と、もう落ち着かない。
wineは、ゆっくり見たかった。
幼稚園指定の白い靴下4足組、ランニング、水着が既に置いてあったから、水着、水泳帽、ゴーグルも買って頂いた。
Kは、キャラクターをプリントされている赤いTシャツが欲しいと言い出し、もちろん、義母は、「買いなさい。」wineが、「ママは、あまり好きじゃないんだけど…」と渋っていたら、
義母「それじゃあ、よそ行きにならないから、これ、可愛いから、これも買っときなさい。」
マリン柄のシャツ。もちろん、買ってもらった。
Kは、完全に調子にのっていた。まあ、wineも遠慮無しに買って頂きましたが...
その後は、Kはトランポリンで、3Fまで届くかと思うほど、ジャンプをしてご機嫌。
食料品を買って、お茶をして、終了。
Kは、前夜から大興奮。
当日のお昼ご飯は、なかなか食べない。
義母「子供の日が近いからね、じいちゃんが、玩具を買ってくれるから後で見にいこうね。」
Kは、目をクルクル、キラキラさせ、もう、落ち着かない。気持ちは、玩具。お尻がイスから浮いている。
お子様ランチをなんとか完食。
玩具売り場へ直行。
買うのは、トミカの電車。
K「おとうたん、これ、はやい?」
お父さん「早いのは、新幹線だよ。」
なかなか決まらない。30分ぐらいしてやっと決定。
その後は、衣類売り場に行った。
でも、Kは、義母の「お菓子も買おうね。」しか覚えてなくて、
K「ばあちゃん、はやくお菓子をかいにいこうよ〜」と、もう落ち着かない。
wineは、ゆっくり見たかった。
幼稚園指定の白い靴下4足組、ランニング、水着が既に置いてあったから、水着、水泳帽、ゴーグルも買って頂いた。
Kは、キャラクターをプリントされている赤いTシャツが欲しいと言い出し、もちろん、義母は、「買いなさい。」wineが、「ママは、あまり好きじゃないんだけど…」と渋っていたら、
義母「それじゃあ、よそ行きにならないから、これ、可愛いから、これも買っときなさい。」
マリン柄のシャツ。もちろん、買ってもらった。
Kは、完全に調子にのっていた。まあ、wineも遠慮無しに買って頂きましたが...
その後は、Kはトランポリンで、3Fまで届くかと思うほど、ジャンプをしてご機嫌。
食料品を買って、お茶をして、終了。
...うさぎ [養育里親中<5歳>]
前から気になっていたパン屋さん。
ついにドアを開けた。
いい香りがする。
店内をうろうろするwine。
店員さん「焼き上がりました〜」
振り向くと、何かのキャラクターがいる。
バイキンマンだそうだ。中には、チョコレートが詰まっているらしい。
幼稚園から帰ってからKに見せてみた。
K「…… ? ? うさぎ?」
wine「バイキンマンだよ。」
K「ふ〜ん。あ、チョコレート!!まま、おいしい。ありがとう!!
で、どこでかってきたの?」
なかなか鋭い。
ちょっとお出かけしてきたのさ。
ついにドアを開けた。
いい香りがする。
店内をうろうろするwine。
店員さん「焼き上がりました〜」
振り向くと、何かのキャラクターがいる。
バイキンマンだそうだ。中には、チョコレートが詰まっているらしい。
幼稚園から帰ってからKに見せてみた。
K「…… ? ? うさぎ?」
wine「バイキンマンだよ。」
K「ふ〜ん。あ、チョコレート!!まま、おいしい。ありがとう!!
で、どこでかってきたの?」
なかなか鋭い。
ちょっとお出かけしてきたのさ。
正座 [養育里親中<5歳>]
今日は、英会話のレッスンの日。
幼稚園から直行でお教室へ向った。
wine「ママ、いたほうが良い?」
K「かえっていいよ。」
なので、家に帰ったwine。
約30分後、迎えにいくと…
静かにイスに正座して、なにやら先生とお勉強していた!!
イスは大人用のイス。
終了時間が1分ほど過ぎてから、お教室へ入ったwine
K「あとひとつ、あとひとつ、したい!!」
先生「Next time.」
今のところ楽しいみたいね。
幼稚園から直行でお教室へ向った。
wine「ママ、いたほうが良い?」
K「かえっていいよ。」
なので、家に帰ったwine。
約30分後、迎えにいくと…
静かにイスに正座して、なにやら先生とお勉強していた!!
イスは大人用のイス。
終了時間が1分ほど過ぎてから、お教室へ入ったwine
K「あとひとつ、あとひとつ、したい!!」
先生「Next time.」
今のところ楽しいみたいね。
ぜんぶしたよ [養育里親中<5歳>]
課外授業の体育教室がある日の朝。
K「あ、たいそう、たいそうバッグももっていかなー」
幼稚園に行く準備をしていたK。
wineのところにやってきて、「まま、たいく、がんばってするからね、ね。」
wine「あ、そう、頑張ってね。」
いつもそう、『する』と言って、しないのよね。もう、期待はしない。
時は流れ、体育が終わる時間。
迎えに行ってみると…
門のところでひとりの男の子がwineに近づいてくる。
男の子「Kくん、さいごのごあいさつだけしたよ。ほかは、なにもしてない。」
wine「あ、そうなの..教えてくれてありがとー」
部屋へはいると、
K「あ、まま、ぜんぶしたからね。」
wine「???」
体育の先生「今日は、全部しましたよ。」
wine「はあ、そうですか...。頑張ったのね。」
??????????????????????????
ふと、幼稚園の主任先生のお言葉を思い出す。
主任先生「落ち着く時がきますからね。必ず、落ち着く時がやってきます。」
これから先、まだまだわからないけれど、本当に、ゆっくり、ゆっくりと成長していっているんだと思った。
K「あ、たいそう、たいそうバッグももっていかなー」
幼稚園に行く準備をしていたK。
wineのところにやってきて、「まま、たいく、がんばってするからね、ね。」
wine「あ、そう、頑張ってね。」
いつもそう、『する』と言って、しないのよね。もう、期待はしない。
時は流れ、体育が終わる時間。
迎えに行ってみると…
門のところでひとりの男の子がwineに近づいてくる。
男の子「Kくん、さいごのごあいさつだけしたよ。ほかは、なにもしてない。」
wine「あ、そうなの..教えてくれてありがとー」
部屋へはいると、
K「あ、まま、ぜんぶしたからね。」
wine「???」
体育の先生「今日は、全部しましたよ。」
wine「はあ、そうですか...。頑張ったのね。」
??????????????????????????
ふと、幼稚園の主任先生のお言葉を思い出す。
主任先生「落ち着く時がきますからね。必ず、落ち着く時がやってきます。」
これから先、まだまだわからないけれど、本当に、ゆっくり、ゆっくりと成長していっているんだと思った。
かわいそうだから... [養育里親中<5歳>]
夕飯前、Kのお気に入りのパトカーの絵のついた靴下。サイズもいつの間にか小さくなっている。
その靴下に穴が空いた。
wine「穴の空いた靴下は履かなくていいよ。もう捨てよう。」
Kの目から涙がひとつふたつと流れた。
K「かわいそう…」グズッ
他の表現がおもいつかなかったのかもしれない。
夕飯を食べ、食器洗いをしているwineのところへ、思い詰めた表情で半泣きのKが、穴の空いた靴下を握りしめ、「かわいそう…」
wine「ありがとうございました、って言って、ゴミ箱に捨てよう。」
お父さん「大事に使っていても物はいつかは壊れる時がくるし、可哀相だと思うんだったら、穴が空く時がくるまで大事に大事に使うんだよ。」←たぶんこんなことを言っていたと思う。
しばらく靴下を握りしめ、涙を流し、別れを惜しみ!?「あっ、あっ、ありがとう(ひっ) ございました…(ひっ)うえ〜ん…」
ようやく靴下は、ゴミ箱へ。
Kはソファにうつ伏せになって泣く。
お父さん「そんなに可哀相かあ?普段、玩具をポイポイ放り投げている方がよっぽど可哀相だとおもうんだけど…ぶつぶつぶつ…」
その後のKは、悲しみを乗り越え!?ふつーにTVを見ていた。
その靴下に穴が空いた。
wine「穴の空いた靴下は履かなくていいよ。もう捨てよう。」
Kの目から涙がひとつふたつと流れた。
K「かわいそう…」グズッ
他の表現がおもいつかなかったのかもしれない。
夕飯を食べ、食器洗いをしているwineのところへ、思い詰めた表情で半泣きのKが、穴の空いた靴下を握りしめ、「かわいそう…」
wine「ありがとうございました、って言って、ゴミ箱に捨てよう。」
お父さん「大事に使っていても物はいつかは壊れる時がくるし、可哀相だと思うんだったら、穴が空く時がくるまで大事に大事に使うんだよ。」←たぶんこんなことを言っていたと思う。
しばらく靴下を握りしめ、涙を流し、別れを惜しみ!?「あっ、あっ、ありがとう(ひっ) ございました…(ひっ)うえ〜ん…」
ようやく靴下は、ゴミ箱へ。
Kはソファにうつ伏せになって泣く。
お父さん「そんなに可哀相かあ?普段、玩具をポイポイ放り投げている方がよっぽど可哀相だとおもうんだけど…ぶつぶつぶつ…」
その後のKは、悲しみを乗り越え!?ふつーにTVを見ていた。
幼稚園、感謝。 [養育里親中<5歳>]
朝、少し早めに幼稚園に送って行った。
よそのクラスの先生が大きい声で挨拶をして下さった。Kのお気に入りの先生の1人。
次に年中さんのときの副担任の先生が声をかけてくださった。
副担任先生「Kくん、おうちでは最近どうですか?」
先日の出来事「危機」については、担任の先生と園長先生には、話してあった。
副担任の先生もご存知だった。
副担任の先生のだいたいの話は、
しんどいときは、園の一時預かりを利用してね、いつでもいいのよ。夏休みもね。K君は、できる時もあるけれど、できない時もあって、その時で違うから…新しい副担任の先生にもK君の様子をよく伝えておいてあるし、私も時々様子を見てるから…
年中さんの時、こちらの副担任の先生が長期で休まれていたとき、Kは、副担任の先生を幼稚園中、探しまわったそうだ。
年長になってからのクラス担任は、年中の時の担任の先生が引き続き担任。副担任の先生は、新任の先生。
クラス替えが近づくにつれ、wineは、年中さんの時の担任の先生か、副担任の先生のクラスに入れるといいなあと思っていた。園長先生に頼みにいこうかと思っていたけれど、園長先生は、ちゃんとくみ取ってくださっていた。
新学期はじまってのある日、wine「園長先生、I先生のクラスにして下さって有難うございます。」
にっこりと園長先生「何もかもが急にかわってしまうと、Kくん落ち着かないかもしれないから、どちらか連れていきなさいよ..と担任と副担任には言っていたんです。」
園長先生のご配慮、本当に感謝。
そして年中さんの時の副担任の先生は、Kと同じクラスに慣れなくてもいいので遠くからでも見守りたい、と希望をだして下さっていたそうだ。
本当に感謝。
最後の幼稚園生活、Kと一緒に楽しもう。
よそのクラスの先生が大きい声で挨拶をして下さった。Kのお気に入りの先生の1人。
次に年中さんのときの副担任の先生が声をかけてくださった。
副担任先生「Kくん、おうちでは最近どうですか?」
先日の出来事「危機」については、担任の先生と園長先生には、話してあった。
副担任の先生もご存知だった。
副担任の先生のだいたいの話は、
しんどいときは、園の一時預かりを利用してね、いつでもいいのよ。夏休みもね。K君は、できる時もあるけれど、できない時もあって、その時で違うから…新しい副担任の先生にもK君の様子をよく伝えておいてあるし、私も時々様子を見てるから…
年中さんの時、こちらの副担任の先生が長期で休まれていたとき、Kは、副担任の先生を幼稚園中、探しまわったそうだ。
年長になってからのクラス担任は、年中の時の担任の先生が引き続き担任。副担任の先生は、新任の先生。
クラス替えが近づくにつれ、wineは、年中さんの時の担任の先生か、副担任の先生のクラスに入れるといいなあと思っていた。園長先生に頼みにいこうかと思っていたけれど、園長先生は、ちゃんとくみ取ってくださっていた。
新学期はじまってのある日、wine「園長先生、I先生のクラスにして下さって有難うございます。」
にっこりと園長先生「何もかもが急にかわってしまうと、Kくん落ち着かないかもしれないから、どちらか連れていきなさいよ..と担任と副担任には言っていたんです。」
園長先生のご配慮、本当に感謝。
そして年中さんの時の副担任の先生は、Kと同じクラスに慣れなくてもいいので遠くからでも見守りたい、と希望をだして下さっていたそうだ。
本当に感謝。
最後の幼稚園生活、Kと一緒に楽しもう。
呼び声 [養育里親中<5歳>]
朝、登園時、幼稚園の門からwineが出ようとしていると、
大きな声で女の子「K!! K!! K〜っ!!」と呼んでいる。叫んでいる!?
たぶん、あの女の子。
確かちょっと前見かけた時は、よそよそしかったんだけど、今日は違うみたいね。
その女の子は、Kが「おおきくなったら、けっこんしよう」とずいぶん前にプロポーズしたコ。
Kの交友関係は気になるけど、まあ、男と女のことだからね、2人にまかせよう。
大きな声で女の子「K!! K!! K〜っ!!」と呼んでいる。叫んでいる!?
たぶん、あの女の子。
確かちょっと前見かけた時は、よそよそしかったんだけど、今日は違うみたいね。
その女の子は、Kが「おおきくなったら、けっこんしよう」とずいぶん前にプロポーズしたコ。
Kの交友関係は気になるけど、まあ、男と女のことだからね、2人にまかせよう。
危機 [養育里親中<5歳>]
このまま、Kを育てられるのだろうか、もう無理かも、と2、3日前に思った。
アイススケートへ行った日、Kは、人の流れに逆らうように滑った。wineは何度も注意した。
ルールがあるんだよ。
でも、Kは、分かっているはずなのに、注意するwineをうるさく思うのか、リンクの真ん中へフラフラと行ってしまった。
次の日、体育教室の日。
分かっているのに、順番に並ばない。先生の言う事は聞かない。反対ばかりをする。
どうしてなんだろう。
体育教室から帰って、怒る気力もなくて、部屋に閉じこもってしまったwine。
ばあたんは、wineの異変に気がついたようで、Kに聞いていた。
たぶんKは、「Kがたいくしないから、まま、おこった…」といっていたと思う。
そう、Kは、わかっている。理解している。なのに、集団行動がとれない。反対ばかりをする。
もう、育てるのは無理かもしれない。このまま一緒に暮らしても、しょうがないかもしれない。
夜遅く帰宅したお父さんに、「もう、無理かもしれない、明日、児相へKを連れて行く。置いて帰る。」
理由も話した。お父さんは、うなづくだけだった。
次の日の朝、ばあたんにも、置いて帰るかもしれない、と話した。ばあたんもうなづくだけだった。
Kは、泣いた。おうちが良い。ここのおうちのママが良い。
児相に電話をして、どう話したか忘れたけど、「Kを連れて行く、もう、連れて帰れないかもしれない。」と言ったように思う。
2、3日分の衣類と、常備薬、保険証をまとめたかな。
でも、玄関に置いていった。児相には、もって行けなかった。
10時半過ぎに児相に到着し、ケースワーカーさんは、12時過ぎまで、wineの話につき合ってくださった。
Kは、児童心理士さんが遊んでくれていた。
ケースワーカーさんは、何度もwineのことを、『お母さん』と呼んでくれた。
お母さん、頑張りすぎたのね。
お母さん、少し疲れているんじゃないの?
お母さん、正直に話してくれてありがとう。
お母さん、今はまだできなくてもいいの。もう少し先でいいの。
最後にケースワーカーさん「そしたら、今日はどうされますか?このまま、K君を置いて帰りますか?それとも家に連れて帰りますか?本当は、今日以外の日にレスパイトを利用する方がいいのですが、今日、レスパイトを利用されてもかまいません。」
wine「やっぱり置いては帰れません。連れて帰ります。」
施設へは、返せない。返しちゃいけない。
児相に来る前にKに聞いた。
wine「ママのどこが好きなの?」
Kは、一生懸命考えていた。
K「ママの作るごはん美味しいから、ずっと食べたい。」
<好き>と言うのに、理由なんてないのに、Kは、考えてくれた。
帰宅して、ばあたんに「置いて帰ることはできなかった。」と言うと、ばあたんは、うなづくだけだった。母には、wineがKを連れて帰ってくることをわかっていたようだ。
帰宅するとKは何度も「おうちにかえってこれた。まま、Kのことすき?K、ママのことだ〜いすき。まま、ごはん、おいしいね。ママのコでいるからね。」
不安にさせてしまった。
wineは、Kに言ってはいけないことを言ってしまった。
後悔した。たくさん反省しなくてはいけない。
この日は、お父さんが早く家に帰ってきてくれて、Kは、お父さんとお風呂にはいった。
少し興奮気味だった。
Kと出会った頃まで振り返ると…
最初は、特別養子縁組できるかもしれない。
週末里親を利用して、交流が始まる。
実母さんの面会が始まる。
特別養子縁組は、断念。
実母さんは面会にくるかどうかわからない。
wineは、Kの幼稚園の入園式に出席。
そして、どこがどうなったのか、養子縁組に向けての養育里親になる。
でも、またまた、実母さんが「引き取る」と言い出したので、特別養子縁組断念。
wineは、色々考えた。
子供が欲しくても、恵まれない人。
里親登録したのに、なかなか里子とご縁を頂けない人。
ボランティアで交流した施設の子供達を思い出した。
あの子達は、全身から「ここから連れ出して!!」とオーラを発していた。
そのオーラに押しつぶされそうになったwine。
どの子も連れて帰りたかった。でも、できない。
Kを手放してはいけない。
一緒にいなくちゃ。
Kのママなの、私。
アイススケートへ行った日、Kは、人の流れに逆らうように滑った。wineは何度も注意した。
ルールがあるんだよ。
でも、Kは、分かっているはずなのに、注意するwineをうるさく思うのか、リンクの真ん中へフラフラと行ってしまった。
次の日、体育教室の日。
分かっているのに、順番に並ばない。先生の言う事は聞かない。反対ばかりをする。
どうしてなんだろう。
体育教室から帰って、怒る気力もなくて、部屋に閉じこもってしまったwine。
ばあたんは、wineの異変に気がついたようで、Kに聞いていた。
たぶんKは、「Kがたいくしないから、まま、おこった…」といっていたと思う。
そう、Kは、わかっている。理解している。なのに、集団行動がとれない。反対ばかりをする。
もう、育てるのは無理かもしれない。このまま一緒に暮らしても、しょうがないかもしれない。
夜遅く帰宅したお父さんに、「もう、無理かもしれない、明日、児相へKを連れて行く。置いて帰る。」
理由も話した。お父さんは、うなづくだけだった。
次の日の朝、ばあたんにも、置いて帰るかもしれない、と話した。ばあたんもうなづくだけだった。
Kは、泣いた。おうちが良い。ここのおうちのママが良い。
児相に電話をして、どう話したか忘れたけど、「Kを連れて行く、もう、連れて帰れないかもしれない。」と言ったように思う。
2、3日分の衣類と、常備薬、保険証をまとめたかな。
でも、玄関に置いていった。児相には、もって行けなかった。
10時半過ぎに児相に到着し、ケースワーカーさんは、12時過ぎまで、wineの話につき合ってくださった。
Kは、児童心理士さんが遊んでくれていた。
ケースワーカーさんは、何度もwineのことを、『お母さん』と呼んでくれた。
お母さん、頑張りすぎたのね。
お母さん、少し疲れているんじゃないの?
お母さん、正直に話してくれてありがとう。
お母さん、今はまだできなくてもいいの。もう少し先でいいの。
最後にケースワーカーさん「そしたら、今日はどうされますか?このまま、K君を置いて帰りますか?それとも家に連れて帰りますか?本当は、今日以外の日にレスパイトを利用する方がいいのですが、今日、レスパイトを利用されてもかまいません。」
wine「やっぱり置いては帰れません。連れて帰ります。」
施設へは、返せない。返しちゃいけない。
児相に来る前にKに聞いた。
wine「ママのどこが好きなの?」
Kは、一生懸命考えていた。
K「ママの作るごはん美味しいから、ずっと食べたい。」
<好き>と言うのに、理由なんてないのに、Kは、考えてくれた。
帰宅して、ばあたんに「置いて帰ることはできなかった。」と言うと、ばあたんは、うなづくだけだった。母には、wineがKを連れて帰ってくることをわかっていたようだ。
帰宅するとKは何度も「おうちにかえってこれた。まま、Kのことすき?K、ママのことだ〜いすき。まま、ごはん、おいしいね。ママのコでいるからね。」
不安にさせてしまった。
wineは、Kに言ってはいけないことを言ってしまった。
後悔した。たくさん反省しなくてはいけない。
この日は、お父さんが早く家に帰ってきてくれて、Kは、お父さんとお風呂にはいった。
少し興奮気味だった。
Kと出会った頃まで振り返ると…
最初は、特別養子縁組できるかもしれない。
週末里親を利用して、交流が始まる。
実母さんの面会が始まる。
特別養子縁組は、断念。
実母さんは面会にくるかどうかわからない。
wineは、Kの幼稚園の入園式に出席。
そして、どこがどうなったのか、養子縁組に向けての養育里親になる。
でも、またまた、実母さんが「引き取る」と言い出したので、特別養子縁組断念。
wineは、色々考えた。
子供が欲しくても、恵まれない人。
里親登録したのに、なかなか里子とご縁を頂けない人。
ボランティアで交流した施設の子供達を思い出した。
あの子達は、全身から「ここから連れ出して!!」とオーラを発していた。
そのオーラに押しつぶされそうになったwine。
どの子も連れて帰りたかった。でも、できない。
Kを手放してはいけない。
一緒にいなくちゃ。
Kのママなの、私。
アイススケート [養育里親中<5歳>]
オリンピックのフィギュアスケートをみたんだと思うのだけど、「こおりのうえですべるひとになる。」と言い出したので、スケートに行く事にした。
たぶんKは、アイススケートは今日が初めてのはず。
スケート場に着くと、気持ちばかりが先走っているKに、スケート靴を履かすのは苦労した。
紐が上手くできなかった。
最初のうちは、wineもKが転ばないように腕を持ってあげたりしてたけど、wineも滑れるわけじゃない。一緒に転びたくないから、手はつながないことにした。Kは、手すりを持つにも、背が低くて届きかねていた。
K「まま、すべる、すべるのに…!!て、もって!!」
wine「あのね、氷の上だからね、すべって当たり前だよ。」
何度も何度もすってんころりん!!お見事!!
で、見知らぬ先生登場。
見知らぬ先生「ぼく、教えてあげようか?」
そのオジさんの靴をみると、レンタルの靴ではなく、マイシューズ。
人見知りをしないKは、教えて頂いた。
ふむ、ちゃんと話を聞いている。
先生「トントン、すーっ。手は前にだして、慌てなくていいよ。膝は軽く曲げて…」
10分ぐらいすると、転ぶ回数が減ってきた。転んでも、自分で立てれるようになった。
先生は、Kの様子をみて、「ここまでできてるから、後は、もう練習ですよ〜。」
と言って、颯爽と滑って、次の生徒を見つけに行ってしまった。
30分後
Kは、壁から離れ、氷の上を立てるようになり、歩けるようになり、トントン、スーッと滑れるようになり、止まれるようになっていた。止まり方は、最初にwineが教えた方法。覚えていたのね。
少し余裕がでてきたのか、時々wineの方を向いて手を振る。転ぶ。
スケート場に入ってから、2時間ぐらいすると、wineも疲れた。
Kも疲れた感じがする。「まだ、する!」と元気一杯に答えるけれど、足は、ふらふらになっている。
スケート靴、重いもんね。
もう30分も滑ると、Kは、自分から「もう、かえる。」と言い出した。
満足したのかな。
たぶんKは、アイススケートは今日が初めてのはず。
スケート場に着くと、気持ちばかりが先走っているKに、スケート靴を履かすのは苦労した。
紐が上手くできなかった。
最初のうちは、wineもKが転ばないように腕を持ってあげたりしてたけど、wineも滑れるわけじゃない。一緒に転びたくないから、手はつながないことにした。Kは、手すりを持つにも、背が低くて届きかねていた。
K「まま、すべる、すべるのに…!!て、もって!!」
wine「あのね、氷の上だからね、すべって当たり前だよ。」
何度も何度もすってんころりん!!お見事!!
で、見知らぬ先生登場。
見知らぬ先生「ぼく、教えてあげようか?」
そのオジさんの靴をみると、レンタルの靴ではなく、マイシューズ。
人見知りをしないKは、教えて頂いた。
ふむ、ちゃんと話を聞いている。
先生「トントン、すーっ。手は前にだして、慌てなくていいよ。膝は軽く曲げて…」
10分ぐらいすると、転ぶ回数が減ってきた。転んでも、自分で立てれるようになった。
先生は、Kの様子をみて、「ここまでできてるから、後は、もう練習ですよ〜。」
と言って、颯爽と滑って、次の生徒を見つけに行ってしまった。
30分後
Kは、壁から離れ、氷の上を立てるようになり、歩けるようになり、トントン、スーッと滑れるようになり、止まれるようになっていた。止まり方は、最初にwineが教えた方法。覚えていたのね。
少し余裕がでてきたのか、時々wineの方を向いて手を振る。転ぶ。
スケート場に入ってから、2時間ぐらいすると、wineも疲れた。
Kも疲れた感じがする。「まだ、する!」と元気一杯に答えるけれど、足は、ふらふらになっている。
スケート靴、重いもんね。
もう30分も滑ると、Kは、自分から「もう、かえる。」と言い出した。
満足したのかな。
せまいからね [養育里親中<5歳>]
桜が見頃の季節。
朝の会話
K「おうちにさくら、ないねえ…..」
wine「おうちの庭は、狭いからね、桜は植えられないの。」
夕方、お父さんが実家に電話をかけ、途中、Kに代わる。
電話の相手はおばあちゃん。
K「さくら?さくらはさいてないの。おうちのにわはせまいからね、さくらはないの。」
朝の会話
K「おうちにさくら、ないねえ…..」
wine「おうちの庭は、狭いからね、桜は植えられないの。」
夕方、お父さんが実家に電話をかけ、途中、Kに代わる。
電話の相手はおばあちゃん。
K「さくら?さくらはさいてないの。おうちのにわはせまいからね、さくらはないの。」