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S先生との面談 [児童養護施設]

Kのヤケドの事情聴取の後、Kの実母さんのこと、ボランティアのこと、2人目の子供のことを、S先生に相談してみた。

Kの実母さんは、最近は、連絡がとれないそうだ。
昨年のKの誕生日の頃、実母さんは、Kと面会をしているのだが、その時に「引き取る」とはっきりいっているそうだ。
wine「実母さんが、Kと向き合うのであれば、いつでも、私達は、Kから離れていきます。」というと、S先生は、「なかなか、向き合うのは、期待できそうにないですよ...............。ただ、連絡がとれないので、委託にするかどうかの決定もなにもできないんです。」

実母さんの同意が得られない、ということだ。

wine夫婦は、まだ、はっきりとは決めかねていたのだけど...................里子の委託と養子縁組みは、もう関係なく、2人目の子供の委託について、聞いてみた。もし、可能であるなら、wineがボランティアとして交流させていただいている、Yちゃんとの交流を聞いてみた。

wine「Yちゃんと月に1回程度の外出をお願いしたいのですが......。Yちゃんに週末里親さんがついているということは、Yちゃんから聞いてますが、週末里親さんのところへは行ってないとか、聞いてるんですけど?Yちゃんは、初めて会った時から、私の車の鍵をかくしたりだとか、毎日施設へきてくれだとか.........昨年の11月のボランティアの時などは、私が正直に『12月は、来れないよ』というと、子供達は動揺してしまって、私、この部屋に閉じこめられてしまったんです。そして、迎えに来ている主人には、『今日は帰りませんから!』と言いにいったんです......」

vin(wineの夫)「いや〜女の子2人がものすごい勢いでやってきて、『今日は帰りませんから!』てねえ。」

もう、3人で大笑い。

wine「正直に言ったのがいけなかったんですかね?」

S先生「いえ、正直に本当のことを話すことが大事なんです。あやふやに返事をしてしまうと、かえって子供達を傷つけることになるかもしれません。子供達は、閉じこめるほど、wineさんのことが大好きなんですよ。」

wine「あの、Yちゃんは、お父さんとは、うまくいってるんですよね。でも、あまりお父さんのところへは帰ってないようですが、お父さんとお姉ちゃんは大好きなんだって、言ってたんですけど。お父さんはYちゃんが欲しがるものは、何でもすぐに送ってくれる、なんて言ってたんですけど。」

S先生は、とても冷静に、「いえ、そんなことはありません。Yちゃんが、お父さんを拒絶してるんです。お父さんのほうからは、帰ってくるように連絡があるのですが、Yちゃんが断っているんです。」

????????????????????????←wineの頭の中。

S先生「でも、そういう話は、職員にはしません。施設の職員も、Yちゃんの週末里親さんも知ってますから、Yちゃんの事情を。wineさんに話したお父さんのイメージは、恐らくYちゃんが作り上げた理想のお父さんでしょう。施設の職員は、誰も、お父さんのことが大好きとか聞いたことありませんし、実際、何も送ってきたことありません。」

wineは頭の中で一生懸命、S先生のおっしゃってることを受け止めようとしてるのだけど、なかなか、『?』マークが頭の中から消えてくれない。そんなwineのことを想像できるのか、S先生は、すかさず、

S先生「そういう話を聞いてくれる人が必要なんです。施設の職員に話せないようなことを話す相手が必要なんです、子供には。」

なるほど。

この他にも、Yちゃんがwineの夫をとても否定的で、離婚しろと言わんばかりなんだということ、最初から交流が上手くいくとは思っていない、月に1回の交流だったとしても、ウチの子として接するので、冠婚葬祭なども全部連れていく、等々を話した。

S先生「Yちゃんは、男性不信なんです。なので、ご主人のことが嫌いなわけではありません。
...........................Yちゃんが4歳の時から、週末里親さんは、ずっと交流を続けてくださってるんです。」

wine「?Yちゃんからは、週末里親さんのところへも行ってないと聞いてるんですけど?」

S先生は首をかしげながら、「そんなことないんですけどね.......先日も授業参観に来て下さっているんです。」
wineも夫vinもほとんど同時に、「あ、それなら、もう、Yちゃんのことはいいです。」

S先生「まあ、Yちゃんに聞いてみてからでも......」

wine「いえ、Yちゃんの週末里親さんに対して失礼ですから。」

Yちゃんの週末里親さんの立場になって考えてみればわかる。wineだって、Kとの交流を他の週末里親さんにとられたら、嫌だ。

後、Mちゃんのことも聞いてみた。
wine「Mちゃんは、中学入学と同時に、おうちに帰れるんですよね?Mちゃんが教えてくれたんですけど。」

少し悲しそうに、S先生は、「いえ、そんなことはありません。あの子は、ここ(施設)から中学へ通います。恐らく、それも、Mちゃんのイメージです。子供達は色んなことをイメージして、現実と錯覚してしまうことがあります。」

そういえば、wineも子供の頃、漫画の世界に浸っていたことがあるなあ。今でもあるかも。仮想世界かな。

wineは、今後のボランティアの進め方も考えているので、これからのことも聞いてみた。
あまり先のことばかり話しても、子供達の事情と合わないかもしれないし。

S先生「そーですね、春休みまでの予定なら、子供達と話しても良いかと思います。」

聞いてみたものの、wineもいつまでボランティアを続けられるかわからないしなあ...........。

色々悩むところ。
wine夫婦も歳をとるばかり。Kとの年齢差がぎりぎりなんじゃないかと思っている。
S先生は、そんなことありませんよ。などと気遣ってくださるけれど..........。

週末里親として、2人目の委託は、原則、無いそうだ。子供1組にたいして、週末里親1組。一対一の関係。
仮に、里子等の委託があった場合、Kとの交流は、調節が必要になるかもしれないということ。う〜ん........

S先生とは、まだまだお話をしたかったけれど、時刻は、夕刻。17時頃。

長々とお話してしまって、すいません。有難うございました。今後もよろしくお願いします、とお別れの挨拶をして、施設を後にした。

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